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薄毛のメカニズム−ＡＧＡについて調べてみた

AGAとは男性型脱毛症のことですが、発症メカニズムについて調べてみました。

体質や遺伝により、頭皮の皮脂腺と毛乳頭で産生される5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンに作用して、男性ホルモンをDHT（ジヒドロテストステロン＝いわば、脱毛ホルモン）に変換します。
このDHTが脱毛スイッチをONにし、脱毛指令を受けた毛母細胞では血流の低下が起こり、栄養が供給されなくなります。
これにより髪の寿命が短くなり、結果として髪の数が減って行きます。これがAGAです。

ＡＧＡ治療について調べてみた

AGAの対策としては、5αリダクターゼの抑制が最重要と考えられています。
AGAの治療について調べてみると、『プロペシア』（成分はフィナステリド）という飲み薬で5αリダクターゼの産生を抑制し、ミノキシジル（『リアップ』の成分です）で脱毛スイッチの入った毛根を再生するという方法を採っています。
どちらか一方だけでは、あまり効果がないそうです。

ミノキシジルがなぜ発毛効果があるのか完全には解明されていないのですが、わかっているのは頭皮の血流促進効果があるということです。具体的には血管を増殖するタンパク質を増やすというメカニズムです。

AGA治療には、塩化カルプロニウムが使われることがあります。
塩化カルプロニウムは『カロヤン』の有効成分です。といっても配合濃度が『カロヤン』とは全くちがいます。
『カロヤン』の最高配合濃度は2%（NFカロヤンガッシュ）。これに対し、AGA治療の現場で使われるのは配合濃度5%で、頭皮に塗るだけで汗が出てくるそうです。 塩化カルプロニウムの血流促進メカニズムは血管拡張ですので、ミノキシジルとは全く異なります。

効果としてはミノキシジルに軍配が上がります。

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